新築に間接照明はいらない?後悔しないためにメリット・デメリットを紹介

家づくりの打ち合わせが進むと、ほとんどの人が一度は悩むのが「照明計画」です。
なかでも人気なのが、天井や壁、床を照らしてやわらかい光をつくる間接照明。
SNSやモデルハウスを見ると、とてもおしゃれに見える一方で、
- 本当に必要?
- なくても困らない?
- 付けて後悔しない?
と迷う方も多いでしょう。
この記事では、間接照明で後悔しやすい人の特徴、間接照明のメリット・デメリット、間接照明が向いている人を具体的に解説します。
読み終えるころには、自分の家に間接照明が必要かどうかがはっきり判断できるはずです。
新築に間接照明はいらない?後悔する人とはどんな人?

結論からお伝えすると、間接照明は全員に必要な設備ではありません。
実際に「付けなければよかった」と感じている人も一定数います。
では、どんな人が後悔しやすいのでしょうか。
まず大前提として、間接照明は“おしゃれに見せるための光”であり、部屋を明るくする主役の照明ではありません。
つまり、明るさや実用性を最優先で考えている人にとっては、期待していた効果と違うと感じる可能性があります。
例えば、夜に読書や勉強、書き物などをする機会が多い家庭では、間接照明だけでは光量が足りません。
「なんだか暗い」「結局ダウンライトを点けっぱなしにしている」という状態になり、結果的に存在意義が薄れてしまいます。
また、生活が始まると照明の使い方はシンプルになりがちです。
最初は雰囲気を楽しんでいたものの、数か月後にはスイッチを入れなくなり、電気代だけがもったいない設備になるケースもあります。
さらに、掃除やメンテナンスのことまで想像できていないと、「ホコリが目立つ」「虫が入り込む」といった想定外の不満につながることも。
つまり後悔しやすい人は、
- 明るさ重視である
- 手入れの手間を増やしたくない
- シンプルな暮らしが好き
こういった価値観を持っている場合が多いと言えます。
おしゃれな空間に憧れる気持ちは大切ですが、実際に住んだ後のリアルな生活まで想像することが、後悔しないための第一歩になります。
新築に間接照明をつけるメリット

それでも間接照明が人気なのは、やはり魅力的なメリットがあるからです。
ここでは代表的なポイントを解説します。
部屋が一気におしゃれで高級感のある雰囲気になる
間接照明最大の魅力は、空間の印象を劇的に変えてくれる点です。
天井や壁をふわっと照らす光は、直接光源が見える照明よりも上品で、ホテルライクな雰囲気を演出してくれます。来客があったときに「素敵な家ですね」と言われやすいのも、この効果によるものです。
特にリビングや玄関、テレビ背面などは間接照明との相性が良く、建材やクロスの質感をより引き立ててくれます。
同じ家具でも、光の当て方次第でワンランク上に見えるのは大きな魅力です。
毎日帰宅したときに視界に入る景色が美しいと、それだけで満足度はかなり変わります。
家づくりの満足度を底上げしてくれる設備と言っても良いでしょう。
リラックス効果が高く、落ち着いた空間をつくれる
間接照明は光がやわらかく、まぶしさが少ないため、自然と心が落ち着きます。
夜にダウンライトの強い光を浴び続けると、脳が活動モードになり、なかなかリラックスできません。
しかし間接照明に切り替えることで、寝る前の時間をゆったり過ごすことができます。
テレビを見る、音楽を聴く、お酒を飲む、家族で会話を楽しむ。
こうした時間を大切にしたい人にとっては、非常に相性の良い照明です。
調光機能を組み合わせれば、さらに雰囲気のコントロールも可能になります。
空間に奥行きが生まれ、広く見える
壁や天井を照らすことで、部屋に立体感が出ます。
その結果、実際の広さ以上にゆとりを感じられることがあります。
特に天井が高く見える「コーブ照明」や、テレビ裏を照らす方法は人気が高く、空間のメリハリをつくる効果が抜群です。
限られた床面積でも、光の使い方で広がりを演出できるのは、新築住宅において大きなメリットです。
新築に間接照明をつけるデメリット

魅力的な面がある一方で、もちろん注意すべき点もあります。
ここを理解せずに採用すると「思っていたのと違う」となりがちです。
思ったより明るくならない
繰り返しになりますが、間接照明はメインの明るさを確保するものではありません。
そのため、これだけで生活しようとすると暗く感じます。
結果として、ダウンライトやシーリングライトを常に併用することになり、利用頻度が下がることがあります。
モデルハウスの雰囲気をイメージしていると、「もっと明るいと思っていた」とギャップが生まれる場合が多いのです。
コストが高くなりやすい
間接照明は、通常の照明よりも設置費用がかかります。
理由としては、
- 下地や造作が必要になる
- 配線が複雑になる
- 専用の器具やLEDテープを使う
といった点があるからです。
目安として、数万円で済むケースもあれば、場所によっては数十万円単位になることもあります。
予算が限られている場合は、他の設備との優先順位をよく考える必要があります。
メンテナンスや掃除の手間がある
設置場所によっては、ホコリが溜まりやすかったり、虫が入り込んだりします。
また、将来的にLEDが切れた場合、交換が簡単にできないこともあります。
高所作業になったり、業者に依頼しなければならなかったりすると、思った以上に負担になります。
おしゃれさの裏には、こうした現実的な問題もあることを理解しておくべきでしょう。
間接照明が向いている人の特徴3選

ここまでのメリット・デメリットを踏まえると、採用して満足しやすい人には共通点があります。
家のデザインや雰囲気に強いこだわりがある
「せっかく建てるなら、とにかくおしゃれにしたい」という思いが強い人にはぴったりです。
多少コストがかかっても、完成した空間を見て満足できるなら、それは十分に価値があります。
来客時の印象も良く、写真映えもするため、インテリア好きな人ほど満足度が高い傾向があります。
夜は落ち着いた照明でゆったり過ごしたい
夜の時間をくつろぎモードで過ごしたい家庭には大きなメリットがあります。
強い光よりも、やわらかい光の中でリラックスする生活をイメージできるなら、使用頻度も自然と高くなります。
結果として、「付けてよかった」と感じやすくなります。
多少の手間やコストを許容できる
メンテナンスや初期費用がかかることを理解した上で、それでも欲しいと思えるなら後悔は少ないです。
逆に「できるだけ安く」「管理は楽に」と考える人には不向きです。
家づくりはすべての希望を満たすことは難しいため、どこにお金をかけたいのかを明確にしておくことが重要です。
まとめ

「新築に間接照明はいらないのでは?」と感じている人の不安は、とても現実的で正しい視点です。
間接照明は、
- おしゃれさ
- リラックス感
- 空間の広がり
といった魅力がある一方で、
- 明るさ不足
- コスト増
- メンテナンス
という側面もあります。
だからこそ大切なのは、自分たちの暮らし方に合っているかどうかです。
モデルハウスの雰囲気ではなく、「普段の夜、家族はどんな過ごし方をしているか?」を基準に考えると、必要かどうかが見えてきます。
おしゃれさを重視するなら大きな満足につながりますし、実用性やシンプルさを求めるなら無理に採用しなくても問題ありません。
照明は毎日使う設備です。
見た目の憧れだけで決めず、生活のリアルな場面を想像しながら選ぶことで、後悔のない家づくりにつながります。
ぜひ今回の内容を参考に、納得できる判断をしてください。


