LIXILの建て得でんちのSMART(スマート)AIとエコキュートのおすすめの設定方法

太陽光発電と蓄電池を活用する家庭が増える中で、LIXILの「建て得でんち」を導入する人も増えています。
建て得でんちは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで電気代を大きく節約できるシステムですが、設定方法によっては十分にメリットを活かせないこともあります。
特に「SMART(スマート)AI」の設定やエコキュートの設定は、電気代に大きく影響するポイントです。適切な設定にしておくことで、太陽光発電を最大限活用しながら電気代を抑えることができます。
この記事では、LIXILの建て得でんちの基本的な仕組みと、SMART AIのおすすめ設定、さらにおひさまエコキュート(Panasonic)のおすすめ設定方法をわかりやすく解説します。
これから設定を見直したい人や、電気代をさらに節約したい人はぜひ参考にしてください。
LIXILの建て得でんちとは?
LIXILの「建て得でんち」とは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせて家庭の電気を効率よく使うためのシステムです。住宅とセットで導入されることが多く、太陽光発電で作った電気を蓄電池に貯めて使うことで電気代を削減できます。
一般的な太陽光発電では、昼間に発電した電気を自宅で使い、余った電気は電力会社へ売電します。しかし、売電価格は年々下がっているため、最近では「売るよりも自宅で使う」方がメリットが大きいと言われています。
そこで活躍するのが蓄電池です。昼間に発電した電気を蓄電池に貯めておくことで、夜間でも太陽光の電気を使うことができます。これにより、電力会社から購入する電気を減らすことができます。
また、建て得でんちには「SMART AI」という機能があり、天気予報や電力使用状況をもとに蓄電池の充電や放電を自動で調整してくれます。設定を適切に行うことで、太陽光発電のメリットを最大限に活かすことが可能になります。
SMART(スマート)AIのおすすめの設定方法
建て得でんちのメリットを最大限に活かすためには、SMART AIの設定が非常に重要です。
ここでは、電気代を抑えるためのおすすめ設定を紹介します。
蓄電池夜間充電設定
これは、夜間帯の電気が安い時間帯(例えば0:00〜6:00)に蓄電池に充電することを指します。
おすすめは『自動(AI充電)』
もしくは『手動(固定充電)』で固定充電量を0%にする設定です。
基本的に天気が良い日は、昼間の太陽光発電だけで蓄電池を0%から100%まで十分に充電することができます。そのため、夜間に電気を購入して蓄電池を充電する必要はあまりありません。
むしろ夜間充電をしてしまうと、電力会社から電気を購入することになるため電気代が上がる可能性があります。そのため、基本は夜間充電をしない設定にするのがおすすめです。
この設定をするだけでも、電気代の節約効果を感じやすくなるでしょう。
非常時蓄電池設定の残量は0%
非常時蓄電池設定とは、停電などの災害時に備えてどのくらいの電気を蓄電池に残しておくかを設定する機能です。
例えば「30%」などに設定すると、蓄電池の残量が30%を下回らないように制御されます。
しかし、日常の電気代節約という観点で考えると、蓄電池はできるだけ使い切った方が効率的です。
そのため、個人的には残量設定を「0%」にするのがおすすめです。
この設定にすることで、昼間に蓄電した電気を夜間までしっかり使い切ることができます。
『災害対策モード機能』は『有効』
SMART AIには「災害対策モード」という機能があります。
この機能を『有効』にしておくと、台風や大雪などの災害が予想される場合に、自動で災害対策モードに切り替わります。災害対策モードでは、停電に備えて蓄電池に電気をしっかり貯めておく動作を行います。
普段は電気代を節約しながら、災害時には自動で備えることができる便利な機能なので、基本的には『有効』にしておくことをおすすめします。
おひさまエコキュート(Panasonic)の設定方法
太陽光発電を導入している家庭では、エコキュートの設定も非常に重要です。
特に「おひさまエコキュート」は昼間の太陽光発電を利用してお湯を沸かす仕組みのため、設定次第で電気代が大きく変わります。
ここでは、おすすめの設定方法を紹介します。
高めの50℃に設定
パナソニックのおひさまエコキュートの場合、温度設定は50℃にするのがおすすめです。
これは、給湯時に水で温度調整する仕組みのためです。例えば50℃のお湯を作っておけば、シャワーや蛇口で40℃程度に調整しやすくなります。
逆に温度設定が低いと、思ったよりぬるいお湯しか出ない場合があります。そのため、基本は50℃設定にしておくと使いやすくなります。
保温時間を0時間にする
購入時の初期設定では、保温時間が「3時間」になっていることが多いです。
これは、お湯を沸かしたあとに3時間ずっと温度を保つ設定です。しかし、この保温機能は電気を消費するため、電気代が上がる原因になります。
そのため、保温時間は「0時間」に設定するのがおすすめです。
家族がなるべく同じ時間帯にお風呂に入り、時間が空いた場合は次の人が入るときに追いだきをする方が電気代の節約につながります。
設置場所を設定して、日射量シフトをONにする
おひさまエコキュートには、天気予報をもとに沸き上げ時間を調整する機能があります。
郵便番号を入力して設置場所を設定すると、天気予報をもとに日射量を予測してくれます。
そして、太陽光発電が多くなりそうな時間帯に合わせてお湯を沸かす時間を調整してくれます。
この機能が「日射量シフト」です。この設定をONにしておくことで、太陽光の電気を効率よく使ってお湯を作ることができます。
『昼のみ沸き上げ』設定をONにする
この設定はとても重要です。
『昼のみ沸き上げ』をONにしない場合、エコキュートは朝方にお湯を沸かすことがあります。
これは、朝にお湯を使うことを想定した自動制御です。
しかし、太陽光発電を活用したい場合は、昼間にお湯を沸かした方が電気代を抑えられます。
そのため、『昼のみ沸き上げ』設定はONにしておくことをおすすめします。
昼間の沸き上げ時間帯を設定する
昼間の沸き上げ時間は9:00〜16:00くらいに設定するのがおすすめです。
この時間帯は太陽光発電量が多くなる時間帯のため、発電した電気を使って効率よくお湯を作ることができます。
太陽光発電を最大限活用するためには、この時間帯設定が非常に重要です。
この時間帯の中でAIが天気予報を見て最適な時間帯に沸かしてくれます。
『沸き上げモード』は『おまかせ』にする
沸き上げモードには、『おまかせ』と『おまかせ節約』があります。
本当に節約を重視する場合は『おまかせ節約』も選択肢ですが、個人的には『おまかせ』をおすすめします。
理由は、お湯の使用量は日によって大きく変わるからです。
来客や家族の入浴時間の違いなどで、普段より多くのお湯を使うこともあります。
『おまかせ節約』だと普段の使用量に合わせてお湯を沸かすため、使用量が多い日はお湯が足りなくなる可能性があります。
太陽光発電で昼間にお湯を作る前提であれば、節約よりも安心して使える『おまかせ』設定の方が使いやすいと感じます。
まとめ

最後に、今回紹介したおすすめ設定をまとめます。
| 項目 | おすすめ設定 |
|---|---|
| 蓄電池夜間充電設定 | 「AI充電」または「固定充電0%」 |
| 非常時蓄電池残量 | 0% |
| 災害対策モード | 有効 |
| エコキュート温度 | 50℃(家庭による) |
| 保温時間 | 0時間 |
| 日射量シフト | ON |
| 昼のみ沸き上げ | ON |
| 沸き上げ時間 | 9:00〜16:00 |
| 沸き上げモード | おまかせ |
建て得でんちとおひさまエコキュートは、設定を最適化することで電気代を大きく節約できます。
特に「夜間充電をしない設定」と「昼間の太陽光を活用する設定」がポイントになります。
もし現在の設定を確認していない場合は、一度チェックしてみることをおすすめします。
適切な設定にすることで、太陽光発電のメリットを最大限に活かすことができるでしょう。


